スーパーで赤玉と呼ばれる褐色たまご。その中でも、平飼いされているたまごですが、あまり、その一生について、深く考えたことはないですよね~。
ある小学校で「小屋に放して飼っています。」と話される先生もいらっしゃいます。その方は、生徒に、このようにして、たまごを産むんだよと教えているそうです。そして、お世話もさせているようで、触れ合うことはとてもいいことだと思います。
そして、たまごが産まれてくる瞬間とか、間近で見れますよね~。
私の小学生の息子は、瞬きを何回もして、不思議そうに見ていたのを思い出します。
では、たまごがいつから産み始めるのか、説明させていただきたいと思います。
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たまごの産み初めの時期は?大きさは?
メスの赤鶏は、孵化してから180日で、少しずつたまごを産むようになります。
最初は小さいですが、段々と、年齢と共に大きくなります。
ではなぜ、段々と、大きさが変わってくるのか、不思議ですよね~・・?
鶏のたまごは、そもそも、卵巣内で卵黄がつくられ、卵管に入ります。卵管に入った卵黄は、卵白で覆われその後、卵角膜が作られ子宮へ行き、そこでカルシウムが、卵白の周りに付着して殻を作り、排出されます。
では、なぜ、たまごが大きくなるのか?
たまごを産み始めると、少しずつ、卵白を分泌する卵管が開いていき(大きくなり)卵白が余計に付くため、大きくなるようです。
実際、卵を割ってみると、黄身の大きさに大差はあまりないようですが、やはり卵白の方は、多めに入っているのがわかります。
年齢と共に、卵白が水っぽくなりやすい傾向も見受けられます。卵管が開きすぎて、卵白の分泌する機能が衰えはじめてきているのでしょうか?そうなると、たまご自体が、いびつな形や、異常に大きいたまご、殻が薄いたまごが目立ってきます。
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おすすめのたまごは?
産み初めのたまごは、小さいですが、成人したばかりなので、黄身や卵白の盛り上がりが一番元気な状態です。
なので、最近の消費者の方は、
「生で食べたいので、若くて、小さいたまごをください!」
と注文される方が少しずつ増えてきています。
私も、毎日たまごを見ているなかで、おすすめは、若い方ですね。
調理によっては、大きい方が量があっていいと言う場合もありますよね。
例えば、私は弁当にたまご焼き、食事をつくるときには、たまご丼やオムレツ、茶碗蒸しなどボリュームがほしいですよね~。そういうときは、大きいサイズだけを使います。
ちなみに、たまごの産卵数は、年間で200個ぐらいです。毎日ではなく、気が向いたときに産むといった感じです。
赤鶏の第二の人生?
そして、たまごを産み続けた赤鶏は、約一年半から二年ぐらいで、生涯を閉じます。
こうして、生涯を閉じた赤鶏は、肉として第二の役割をします。
ただ、硬いのでミンチ状にして使ったり、だしに使います。また、よく煮て、「かしわ肉」として使ったりもします。
最後に
赤鶏の一生を綴りましたが、烏骨鶏、岡崎アロウカナなども、飼育期間は同じです。でも観賞用として、飼ってみると、飼育の仕方にもよりますが、もっと寿命が延びるようです。
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